安全 2 by M

多くのアクセスに驚いています。クライミングの安全性に関心を持たれていらっしゃる方がそれだけ多いのだと思います。それで、僕がこれまで「ひやっとした」「ビビッた」目撃・体験を一部ご紹介いたします。

グランドフォール
1.神戸六甲保塁岩
グレードも付かない下降路をザックを背負い・ロープを首に掛けて登っていたクライマーが、疲れていたのか、落ちて、グランドフォ-ルしました。墜落直後痙攣して静まったので、「死んだか!」と思いましたが、救急隊が呼ばれて来た時(平地から登ってくるので、救急車もなかなか来ないですよ)には、応答していました。背負っていたザック、かぶっていたヘルメットが、致命傷から彼を守ったのでしょう。

2.神戸六甲保塁岩
正面壁(呼び方が違っていたらゴメンなさい)の4級か5級(今で言うと、多分、5.6~5.8)を登っていたクライマーがフォール、キチンとビレーしていれば、グランドさせるほどではなったと思います。ビレーが緩々だったと判断されたのでしょう。周りの人から、ボロクソに言われていました。幸い救急隊を呼ぶほどの事態には至らなかったと思います。

大墜落
1.神戸六甲保塁岩スカイフレーク(OCSの林くんが岩場ガイドで登っているルートです)
当事者は僕です。上向きのクラックにナッツでプロテクションを取り、テラスに上がろうとしたら、右手でホールドにしていた岩がそのまま薄皮一枚剥がれました。そのホールドに体重を掛けてテラスに立ち上がろうとしていたのですから、どうしようもありません。墜落しました。思わぬ墜落とは言え、足元のナッツを最終支点としても長くて数メーターの墜落で済むはずでしたが、出発点のテラスぎりぎりまで落ちました。たまたまパートナーとなった顔見知りのビレーヤーは僕が落ちると思わなかったと言い訳しておりました。この時はこのルートをすぐに登り直しましたが、あとで、考えたら、ぞっとしました。はっきり言って、これが最大の原因で、クライミングを(一時=20年近く)止めました。

ロープ結び忘れ
1.城ヶ崎
今でも有名な某クライマーです。かなり登ったハングを越えたとこで、ロープの端末を結ぶのを忘れているのに気づいて、ロープの端を握り締めて、大声で叫びながら、降ろして貰っていました。

2.椿岩
僕です。ツアーに参加して、よく知らない、たまたまパートナーになった人にビレーをして貰って、下部から2メーターほど登ったころで、端末を結んでいないのに気づきました。登りたい一心で、安易な雰囲気に呑まれたと深く反省しております。これ以降は誰と登るときもハーネス、ロープの結び目の指差し確認をしております。尚、このツアーは、他にも問題があり、リードクライミングは禁止となりました。

落石・落ヌンチャク
あちこちの岩場で、しょっちゅう見られます。

昔、穂高の滝谷で某ルートを登った時、その基部に落石で死んだ子供さんを悼むプレートを拝見したことがあります。滝谷だけでなく、どの岩場でも同じような事故が起こる可能性がいつでもあると思います。また、ルートが混雑するとあせって掛け損ねたヌンチャクや回収し損ねたヌンチャクが落ちてくることがあります。

1個でも頭部などに直撃すれば、即死の可能性もあります。落とさないように、また、落ちるところに漫然とたたずまないように気をつけたいものです。

ジム
1.大墜落
某リードクライミングジムでよく見掛けます。ゆるゆるに緩ませたロープでビレーして、トップの墜落に備えもせず、僕からすると必要以上x2は墜落させている人たちがいます。それで、落ちた方も落とした方ヘラヘラ笑っているのですから、どういう神経か?墜落距離が長くなるほど、衝撃が増してヌンチャクやカラビナが破断したり、ボードが壊れたり、クライマーをグランドフォールさせたり、下にいる他のクライマーに激突させる可能性があるという理解力・想像力がないようです。このジムのスタッフには機会があれば、話をして注意を喚起しているのですが・・・。

2.衝突ニアミス
ルートを多様化するために通路がトンネル状なっているジムがあります。僕はトンネルを通路としているジムで、普通に通ろうとしたとき、出口の上からクライマーが墜落して激突寸前になったことあります。「落ちる」とクライマーが叫ぶべきなのか?「トンネルを抜けて通ります!」と通行者が叫ぶべきなのか?

事故や怪我のないようにクライミングを楽しみたいものです。
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by rokko_club | 2006-03-08 00:01
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